2015.11.11
昨日NTTデータのセミナーへ参加してきましたが、物凄く面白かったですね。特にNAVITIMEさんのお話は興味がそそられました。その一部をちょっと紹介しながらRESASというサイトの面白さなんかを書いていきます。
車を運転する人にはあるあるなんですが、旅行や移動でカーナビを設定すると必ず「目的地周辺です案内を終了します」と言われますよね。あれは道交法が絡んでいるらしく、目的地周辺を詳細に案内すると注意力が散漫になり事故へつながりかねないからだとか。
ならスマホのナビならいいの?というとこなんですが、スマホのナビは現状道交法でカーナビほどキツくないようです。
ずっと疑問だったのでNAVITIMEさんにぶつけてみた質問です。観光地とか遊園地など、たまに目的地の入り口とは逆を案内されたりしませんか。また、なんで目的地の駐車場まで案内してくれないんだ!とか思ったことないでしょうか。実はこれ、建物の出口データを何処も保有していないかららしいです。
一社独占にあるZENRINはそこまでする必要もないので、出口データは地道に作るしかないみたい。うーん、不便です。
さて本題なのですが、ナビアプリ使ってますか?ナビアプリで電車の時刻を調べたり、乗り換えを調べたりすごく便利ですよね。これらの検索クエリは情報としてどんどんと貯めこまれ社会に有効に活用しようという動きが出てきています。
一つは電車の混雑予報。移動するときは前もって調べることの多い運行時刻。これを元にすることで何時ごろの電車が混雑しそうかという予報が出せるそうです。東京オリンピックの時には確実に実装されてくるでしょう。列車の運行停止による迂回ルート検索などもドンドン進化するようです。
二つ目は旅行者の移動予測です。これはスゴイかったです。目的地Aで観光をした人の50%が目的地Bへ移動する。なんてことがわかってきているようで、今後のインバウンド観光業界にとってはこういったデータは凄く有難いのではないでしょうか。来ない理由はナビアプリ使っているわけですから「行きにくい」であったり「公共交通機関が発達していない」などでしょうから、対策も立てやすくなるでしょう。
三つ目はTwitterなどのSNSと連携し災害時や、混雑時の迂回ルートや移動ルートなどの案内ができるようにしていこう。みたいな流れですね。
ナビアプリが持つビッグデータはAPI提供はされていないのですが、RESASというサイトに活用されています。
https://resas.go.jp/
今回記事の写真で利用したものが「情報通信業の稼ぐ力分析」ですね。製造業や農業など細かく分けてみることもできますし、様々なデータが解析済みで提供されているのでダラダラ見るのが楽しいです。APIは今後も提供予定はないだろうということで残念無念。面白いから遊んでみたいですよね。
データのダウンロードなどもできるのでガンガン活用したいですね!マーケティングにも使えると思うのでWEB屋さんも必見ですよ。