2015.6.19
ちょっとした話題になっているLINEバイト。リリースは2月なのに「バイト」というキーワードでなんと現在13位。スゴイです。ページ自体のインデックス総数はたった2ページのペラいコンテンツがここまで順位をあげちゃうともうコンテンツを充実させろと言ってきた私の立場がないわけです、はい。ということで中身を具体的に調べてみることにしました。
実際のところ被リンクは1に対し0.24の重みなんですが、具体的にどれくらいの被リンクをどれくらいの期間で構築したのか調べてみます。
なにこれこわい。
ものすごく計画的に被リンクを増やしているというこのやりかた!スゴイ!賢い!被リンクは一気に増やすと即座にペナルティのリスクがあるわけですが計画性を持って被リンクを構築してますね。被リンクの総数をチェックしてみましょう。
リンク元は68なので同一IPからのリンクが最低2つ以上ある様子。総数で言えば176、IP67のリンクがあれば誰でもこの順位は真似できる、とも言えるかもしれないですね。テキストリンクの比率が95%となっているのでやはりリンクは「テキストリンクで」構築しないとダメですね。
ここで気になる「バイト」では13位なのに「アルバイト」だと圏外。もしかすると何か問題があるのか調べてみましょう。検索上位1位のマイナビバイトと比較してみます。(ちなみにいうと「LINEバイト」でテキストリンクを構築しているからだと思われます。)
は、話にならねぇ!!
強すぎる。
ちなみにLINEバイトのアクセスは月間3Kくらい、マイナビバイトは640.0Kです。戦闘力は64万です!圧倒的すぎますね。キーワード検索ボリュームがそんなに違うのか気になるのでこの辺りも調べてみます。
むむむ。検索ボリュームはバイト、の方が多いですね。詳細を見てみると、マイナビバイトは「アルバイト」「バイト」「マイナビバイト」など検索クエリがものすごく多い上に検索結果からのアクセス+ダイレクトなアクセスが多いです。対してLINEバイトは「LINEバイト」「バイト」など検索クエリがマイナビに比べると圧倒的に少ない。検索で上位に来るキーワードが少なすぎるわけです。
さらに、マイナビバイトは「アルバイト」でも被リンクを構築できているのに対し、LINEバイトは「アルバイト」では被リンクを評価されるだけ受けていません。当然コンテンツの中にもアルバイト、というキーワードが殆ど無い上、サイト内リンクも貧弱なため徹底的に被リンク対策した「バイト」でしか上位に来ていないと考えられます。
まぁ元も子もない言い方をすると、競合上位が強すぎます。
マイナビバイトはインデックス総数約 395,000 件 、LINEバイトは2件。圧倒的戦力差。多分この差は被リンクだけでは絶対に埋まらない。数カ月後にインデックス数同じでLINEバイトがマイナビバイトの順位を上回ったりしたらもう正しいSEOなんてのは燃えないごみになりますね。
参考までにあくまでパーセンテージでしかお見せできないですが、マイナビバイトのソーシャルからのアクセス。
LINEバイトのソーシャルからのアクセス。
戦略の違い、という言い方が正しいかはわかりませんが「LINEバイト」という名称のブランディングはできてるからいいのかなぁとかなんとか。
今後順位がひっくり返る可能性はゼロ、とは言い切れないですね。既に構築された被リンクでマイナビバイトは、画像18%に対しLINEバイトは徹底して1%の画像リンクです。これは相当やりこんでますね。まぁマイナビバイトはバナーリンクもあるでしょうから現在のままいけば被リンクだけではひっくり返らない(そうであって欲しい)。
マイナビバイトはサブドメイン、というところも重要なポイントかも知れないですね。 mynavi.jp の資産が凄く生きてます。サブドメインで色々なサービスを行っているので結果として、運営サービス全体が検索に強いという結果になっています。
ということはやはりコンテンツ型SEOはしっかりやらないとダメだよ。という話に戻るのですが被リンク怖いですね。単一ビッグキーワードであっても176ほど被リンクを構築して、IP分散を70くらいしておけば順位はあがる、と。