おっぱいSEO – 解説編

2015.3.5

5604a2f1d2687ba3dc302d33f8d011f3_sおっぱいSEOの記事を書いたのが3月1日。記事を書いている本日までの日数は1週間経っていません。おっぱいSEOとはなんだったのか。今回はその解説編ということでお届けしていきます。思惑通りの結果になっているので、記事も書きやすくてホント良かったですね。小難しい話は一切しませんので楽に読んでいただければと思います。

そもそもなんのためにやったのか

なんでおっぱいSEOなんてものをやったか、の前に実際の結果を見てみましょう。

おっぱいSEO

ニッチなキーワードでしたし、そもそもおっぱい+SEOの造語ですから当然検索1位にはなりますよね。競合となるサイトといってもSEOに言及しているものも無かったわけですし、予想通りの結果が予想通りの期間で出たという感じです。これは普通に運営しているコンテンツにも言えることですが、造語やニッチなキーワードであれば、本来そんなに対策を行わずとも検索結果上位には来ます。

ここでおっぱいSEO、ではなく 「おっぱい SEO」で検索してみましょう。この場合検索結果が大きく乖離してますね。形態素解析のときにもお話しましたが1ワードか、2ワードからなる1ワードなのかというところも関係しています。

おっぱいSEO

というかNAVERまとめにまとめられてるやないか・・・。

なぜ前回唐突におっぱいSEOを取り上げたのか、なぜそのワードで始めたのかというところですが。これは競合の数、造語であること、キーワードの組み合わせであること。などが大きく関わっています。競合となるサイトといっても、「おっぱいSEO」を取り上げているサイトは当然皆無でしたが、「おっぱい」というキーワードと「SEO」というキーワードは70万件検索結果として出ています。

以前共起語、というお話をしました。同時に使われることが多い言葉のことで、車というキーワードであれば「マフラー」「ホイール」「バケットシート」などが例として挙げられますね。今回のように共起語らしい共起語が考えられないキーワードというのは一発キーワードとして検索対策をしやすいといえます。何より競合が少ないですし、そのキーワードで検索をする人も皆無でしょうから。

どういう効果があるのか

誰も検索しないキーワードで対策して何の意味があるのか。という声が聞こえてきそうですが、TVCMや広告などで「ほにゃららで検索!」とかありますよね。キーワードで検索させると確実に上位にくるけど、その他媒体で訴求しなければ意味が無い。という時に大いに役に立つ手法ということなのですね。ある種特殊なSEOとも言えますが、SNSがこれだけ流行って、様々な訴求が出来る現代では実は馬鹿に出来ない方法だと思いませんか。

キーワードで対策し、そのキーワードを広く知らしめ流行らせる。どういったサイトでも応用の効く方法です。

実際どれくらいやればSEO効果があるのか

前回おっぱいSEOの記事での文字数は5144文字。総単語数は1775。ユニーク単語数は700程度です。では、キーワード出現頻度というのは意味をなしているのかチェックしてみたいと思います。以下が前回の記事に含まれているキーワードと出現率です。

  1. SEO・・・1.03%
  2. キーワード・・・0.95%
  3. おっぱい・・・0.39%

純粋な形態素解析で出す単語数から抽出するとこの程度です。キーワード出現頻度はあまり関係ないですね。実際現代のSEOについて言えば、キーワード出現頻度というのはもはや過去のお話。突出しすぎず、不自然にならない文章になっていれば気にしなくても良いレベルに来ていると思って頂いていいかと思います。

記事の文字数は現最低1000文字程度書けば、検索上位化がしやすいと言われています。サイト内リンクやサイト総ページ数なども要因としては関わってきますが、その場合は総ページ数80ページあればニッチワードなら1記事しっかり内容の濃い記事を書いておけば上位化はそう難しくはないはずです。もしECサイトを運営している場合は、商品ページの内容を濃くして「商品型番」などでSEOをしてみるという手もありますね。

ニッチワードは月に10回検索されるかどうかは分からないが、検索されるとコンバージョンに結びつきやすいキーワードを選定するとよいでしょう。そうなるとおっぱいSEOは何の意味も果たしていない事になりますが、ブログ自体の訪問者が増えましたし良しとしましょう。

サイトの構造はどう考えるか

SEOにおいてサイトの構造は「とりあえず破綻無いようにやっておけばOK」と言い切っていいと思います。h1などの見出しタグの順序、数。CSSでのhiddenなどを使って隠し文字はないか、などその程度でしょう。strongタグが流行った後、emの方が効くぞ!という時代もありましたが、この辺りもHTMLの規則に則って不自然でない範囲で重要な事はstrognでいいと思います。

そもそもロボットはグラフィカルにサイトを認識しているわけではありません。HTMLソースの上から順番に読んでるわけですから、ソースの全体にまんべんなくキーワードがあって、「そのキーワードが不自然でなく、サイトのコンテンツを構成する上で必要なだけ使われている」ようにしておけばよいのです。となると、SEOにとってHTMLソースは「無難にちゃんと作ればいいだけ」ということになります。読み込み速度は重要ですけどね。

ソース内部を整理整頓しておくのも大切です。読み込み速度にも関わりますし、コンテンツの内容がソースの中頃から下部にくるまで無い、なんてことになるといいことにはなりません。例外もありますけどね。

被リンクって意味あるのか

ぶっちゃけて言うと以前ほど意味がありません。というのも同一テーマか、近しいテーマのサイトからのリンク以外は、ご飯のふりかけに今日はタマゴ要素多いな。とか言うのを見つけるくらい微妙です。あ、たとえも微妙ですねこれは。

わかりやすく言えば、ラーメン屋ならラーメン屋から推薦もらったほうがいいですし、ミステリー作家なら同じ作家業の人から推薦をもらったほうがいいよ。ということです。それ以外のリンクは要因としてはあまり気にしなくて良いレベルに来ています。逆に相手にリンクを貼るとリンクのパワーが外部に流れてしまうので、nofollowなどをrelに設定しておきたいところです。これに関しても同一テーマなどのサイトで相互リンクであれば、握手状態ですから気にしなくて構いません。

じゃぁ今回の記事「おっぱいSEO」はどうなるんだ。とはなりません。ブログ自体がSEOやECサイトに関することを書いていますから「おっぱい」に関係する被リンクは必要ないわけです。形態素解析でもお話しましたが、「塩ラーメン」は1ワードです。これを対策するときに「塩」「ラーメン」を別々に対策しても意味はありません。逆に「Web制作会社」は「Web」「制作」「会社」からなるキーワードです。

どのキーワードが難しいかにもよりますが、「Web制作会社」をSEOで対策したい場合は「制作」「会社」でSEOを考えれば「Web」というキーワードは言い方は悪いですが、二の次に考えればいいキーワードです。

検索エンジンはコンテンツの鮮度も気にする

検索エンジンはコンテンツの鮮度も結構気にしています。それ以外の要素がほぼ同一である場合、割りと新鮮で更新頻度の高いページが上位に来ます。コンテンツの濃さ、も重要ですが最後の決め手になるのは鮮度だったりすることもありますから競合がやたら強くても鮮度で勝負、という方法もあるということだけ頭においておけばいいかと思います。

結局SEOは形態素解析が正義

今の時代SEOに取り組むなら形態素解析(検索エンジン向け)を無視することはできません。結局文章を分割して把握するわけですから、この先画期的な技術的革新でもない限りは形態素解析を用いたSEO手法は時代遅れにはならないでしょう。なにより、検索エンジンがそのキーワードをどう捉えているかをしっかり認識して、「キーワードを分けて対策するのか」「1ワードとして対策するのか」と大きな違いが出てきてしまいますからね。最後に以下を御覧ください。

味噌ラーメン

なんと!味噌ラーメンは「味噌」「ラーメン」ではなく「味噌ラーメン」ですし。「みそラーメン」なのです!伝わりましたかね。これからは形態素解析を主としたSEO手法のことを「おっぱいSEO」として広く布教していこうと思っています。