2015.6.9
SEOはサイトが出来てから始めるものではなく、サイトの設計段階からよく考えておく必要があります。HTMLの構造や、文章の書き方などSEOに沿った考え方でホームページを作ることになるでしょう。しかしながら目先のSEOだけにとらわれてしまってはいけません。以前にも書いたように真のSEOはユーザー本位のコンテンツの制作です。
HTMLの構造化、といっても重要なポイントはそう多くはありません。もっとも重要なのは読み込み速度と考えておいたほうがよいでしょう。ページ読み込み速度のチューニングは今や必須の項目となっています。HTMLの構造化で言えば、文法に沿った書き方をしておけばまず問題になることはありません。H1からH5まで、適切にタグが使用されていることが重要なのです。
CSSでも隠し文字などを作らないことは忘れてはならないポイントですが、白背景に白文字でH1を隠す、といったことをしなければ問題になることはありません。ある程度代替要素を備えていれば大丈夫でしょう。
ディスクリプションはページごとに必ず適したものでなければなりません。タイトルタグも同様です。そのページのコンテンツを的確に表すタイトルタグと、興味を引きつけるディスクリプションを書きましょう。ここは検索結果のチューニングとも言える箇所ですから、メタタグにキーワードをいれるより100倍重要です。
SEOを意識するライティングは2つのポイントを抑えておきましょう。ひとつは、重要なキーワードから書き始めるということです。検索エンジンのアルゴリズムは英語圏で誕生して練られています。そのため文章のはじめに結論がある方が評価が高い、というジレンマを抱えています。そのジレンマ解消のため、文章内のキーワードの分散の仕方を補完として利用しているように感じます。
キーワード出現頻度をやたらと気にするくらいなら、文章のはじめにキーワードを入れて、コンテンツの終わりにもキーワードを入れる。といった書き方を確実に守るほうが効果的です。コンテンツは作ったら終わり、ではありませんから意図しないキーワードで検索結果に反映され、ユーザーの訪問があるかもしれません。その時はそのキーワードでもう一度コンテンツ内容を書き直すくらいはやってみましょう。
SEOを意識するライティング2つ目としては、キーワードと合わせて使用される言葉で文章を構成することです。例えば時計というキーワードでコンテンツを作る場合には、実際の時計メーカーの名前や、時計の機構などにも言及するはずです。どんなキーワードを選ぶ場合でも、そのキーワードと合わせて使うことがある言葉、というのを頭に置いておきましょう。
正直言うと文字数というのは現状多いほうが有利です。また、このブログのように記事内にタイトルからリンクが貼られている構造も有利に働きます。どうしてもデザインだけで魅せたい、という場合はSEOには不利だと考えておきましょう。その場合はブログをWordpressで設置して、しっかりブログを書けばよいのですけど。
最適な文字数というと何度も行っていますが1000文字以上。できれば1700文字から2500文字あると安心です。コンテンツのページ数は20ページ以上。100ページ以上あればある程度安泰です。1ページ1キーワード、1コンテンツ。1ページの中に複数のキーワードに言及するのはやめましょう、1ページに1コンテンツ。もっと言えば同一ドメインで扱うコンテンツの種類は1種類に絞るほうがよいと言われますね。
FacebookやLinkedIn、TwitterやPocket、はてなブックマークなどのソーシャルボタンの設置は「必須」です。圧倒的な集客効果はSNSからしかまず生まれません。中でも重要なのはFacebook・Twitter・はてな・Pocketでしょう。この4つは最低でも導入しておきましょう。さらに言えば、ホームページを作ると同時にソーシャルアカウントの運用も開始すべきです。Twitterであれば、最初の2週間でフォローを増やしfollowerとのつながりを深めていきましょう。
宣伝はある程度フォロワーと仲が良くなってから行わないと嫌がられます。
ホームページ制作にあたって、最初から考えて実行すれば後からSEOは楽になります。特にページの読み速度などは、設計時にちゃんと考えて置かなければ後からの対策は非常に大変です。コンテンツはいきもの、一度書いたら終わり、ホームページを公開したらそこでゴール。と考えてはいけません。アクセス解析をしながら、ユーザーの満足度が高まるようにサイトを育てていきましょう。